2018.9.20

想像を超えた車、常識を越えたプロジェクトを次々と生み出すGLM

GLM株式会社
COO 田中智久氏 × 広報担当 河内玲央氏

「ありえない」と言われながらも、ゼロからEVスポーツカーをつくりだしたGLM。思考の制約を外し、心躍るクルマをつくろうという発想からはじまり、水平分業型のビジネスモデル、プラットフォームとしてのノウハウ提供など、常識を超えるチャレンジを続けている。探求心あふれる集団の面白さについて、田中さん、河内さんに伺った。

ゼロベースの設計図から車をつくりだす集団

―― お二人とGLMとの出会いを教えてください

田中:私は代表の小間と同級生で、大学院時代に創業を手伝っていたんです。しかし卒業したときには全然別の会社に一度就職し、2年後に縁あってまた戻りました。今は代表が海外を中心に、私が国内を中心に統括しています。

河内:私は2017年の2月に入社しました。今は広報担当として主にメディア対応を行っています。前職はテレビ局で記者とアナウンサーをやっていました。転職は、もともと私をよく知ってくれていた知人の転職エージェントの紹介です。当社の広報ポジションが私に合うと思ってくれたようで、「面白い会社があるんですが…」と紹介してもらいました。当時、自分が取材をするメディア側だったのですが、会社を知って「取材してみたいな」と純粋に面白さを感じて興味を持ちましたね。まず覗いてみようという感じで訪ねて、気がついたら入社していました(笑)。

―― この会社の「面白さ」とはいったい何なのでしょう?

田中:当社は電気自動車メーカーですが、「できるわけがない」という言葉を覆して車を完成させたのが2014年。処女作がスポーツEV「トミーカイラZZ」です。大手の自動車メーカーにいれば、先人が築き上げたルールがあり、それに従っていけば車が出来上がるでしょう。しかし分業化が進み、エンジニアとしては全体視点を持ちづらい面もあるのではないでしょうか。私たちは全員で設計図を描き、部品を探し、なかったらつくりだす。そういう積み重ねでゼロから車をつくりだしたので、ものづくりの醍醐味が詰まっていると思います。実際にモノを見て、触って、肌感覚を持ってものづくりするのは当社の特徴ですし、好奇心、探求心の強いエンジニアが集まってきています。

―― 会社はどんな雰囲気ですか?

田中:これまで他のメーカーで自動車や部品開発に携わっていた人が一番多いのですが、もちろんまったく違うバックボーンの方もいらっしゃいます。ただ共通するのはマインド面ですね。ベンチャースピリットで車をつくりだした当社に共感して入ってきてくれるので、皆、非常に信念を持っていますし、自分の手で変えていこうという熱い気持ちも持っています。正直、“キャラが濃い”人が多いです(笑)。

エキスパートの集団なので、誰か一人が旗を振って「ついてこい」ということはなく、各自で勝手に課題を掲げ、勝手に課題を解決する組織かもしれません。

―― 働いている皆さんが特にイキイキしているのはどんな時ですか?

田中:一番皆がイキイキしているシーンは、やはり開発現場で車を囲んで話をしているときでしょうか。車づくりはトライ&エラーの繰り返しなので、顔を見ながら話し合って「ここを直そう」「ここはどうしたら良いの」という議論が飛び交います。間違えても、失敗しても、大ケガしない程度の失敗であれば糧にしようという姿勢も共通しています。

河内:入社して感じたのは、フラットだなという印象ですね。小さな所帯なので、一人一部署くらいの感覚で裁量を持っています。各領域のエキスパート同士なのでそこに上下関係はなく、お互いを尊重している印象です。私は最年少なのですが、10歳以上離れた方でも広報のエキスパートとして接してくれます。こういうフラットな関係性はかなり新鮮でした。

驚くような「面白さ」を追求する

―― 社内でよく聞かれる言葉はありますか?

田中:「おもろい」って言葉ですかね。

河内:そうですね!

田中:面白いか、面白くないかというのは、すごく大事なポイントだと思っています。自分が面白いということよりも、関わる人が面白いと思ってくださるかどうかですね。「面白い」という言葉は「面が白い」と書くように目の前に何か新しいものや、自分の想像を超えたものが出されたときに視界がパッと白くなるから「面白い」となったと聞いたことがあります。エンジニア集団なのでロジカルに考えることが基本なのですが、人の目の前をパッと明るくしたり、パッと気づかせたりするものづくりにチャレンジしていきたいですね。

―― 事業展開はどう進んでいますか?

田中:当社の特徴は、完成車をつくる事業と、その過程で培われる開発のノウハウを提供するプラットフォーム事業の2つを展開している点にあります。プラットフォーム事業では、車台とパワートレインで構成する車の中核部分「プラットフォーム」を外部に提供しています。お客様はEV業界に参入したい企業や、新たな発想でものづくりを進めたい既存メーカーなどです。短期間でEV開発を可能にするので国内外から注目を頂きました。今は次期の完成車を進めつつ、新たなプラットフォームを生み出していく“第二世代”の取り組みを進めています。

―― 開発を支える250社以上のネットワークも強みですね

田中:はい。外部の方も交えたチームで動くこともよくあります。たとえば今年、京セラ様と一緒にコンセプトカーをつくる機会があったのですが、エンジニアの方に当社まで来て頂き、実際にモノを見ながら議論をし、手を動かしてつくりあげていきました。言われたものをつくって納めるのではなく、一緒に走りながらゴールを目指していくスタイルを大事にしています。

河内:協業する会社から、いい意味で「ギャップを感じた」と言われたこともあります。革新的な技術を持って、スマートな開発をして…という技術系ベンチャーのイメージをお持ちの方もいるのですが、実際やっていることは、結構泥くさいんです。失敗と議論を繰り返して、納得がいかなかったら繰り返して…という現場です。確実にできることはどの範囲なのか、自分たちができる限界はどこなのかというのをしっかり詰め、着実性とチャレンジの両輪で新しいものづくりを進めています。

想像している以上にやれることが広がる

―― これからの拡大が楽しみです

田中:事業としてどんどんチャレンジしていきます!大量生産を目指しているわけではないんです。私たちの領域は、万人に受ける車ではありません。「これ面白い!」と言ってくださる限られたお客様向けに、いいモノを届けていくのが使命だと思っています。当社は「これがやりたい」と言えばやれる会社です。人が資産ですので、メンバーが最大限力を発揮できるような環境づくりは今後一層力を入れていきたいですね。一人に期待する領域と成果が大きいので、だからこそ面白い、だからこそやりがいがあるという方々にはオススメの環境です。採用や組織づくりに使えるFFSも活用しながら、当社ならではの組織づくりに挑戦しはじめています。実はそれを形にしていく管理本部長も、今まさに求めています!

―― 入社後は皆さんスムーズに適応されますか?

田中:入社当初は、やり方の違いに戸惑う人はいるかもしれません。大手メーカーにいると設計プロセスが決まっているので、仕事の進め方で困ることは基本的にはありません。しかし当社のようにゼロからつくる場合、何から手をつけたら良いのか考えるところから始まります。トライ&エラーを繰り返す分、毎回条件も変わります。場合によっては100点満点ではなく80点で割り切ることが必要な場合があるかもしれません。同じ目標を共有しながら何が大事なのか議論し、皆でつくりあげていきます。

―― GLM株式会社で働く魅力について教えてください!

河内:入社時に想像していたものよりも会社の広がっていくスピードがはるかに大きいと感じました。知名度もあがってきて、関係ない業界の方からも「電気自動車をつくっている会社だよね」と言ってもらえるようになったことを実感しますね。それだけ変化が大きいし、会社で他の人たちとの切磋琢磨があるので、「自分はこれができるから」と入ったとしても、領域がどんどん広がるんです。「もっとこういうことができるんじゃないか」という広がりを日々実感しているので、荒波ではありますが、それを楽しめる人にとっては最高のフィールドです!

田中:私もこの会社に入って6年目になりますが、来年何が起こるか、あまり想像がつかないんです。ただ、1年経って振り返ってみると、そのときに想像していたよりは、はるかに想像できないことをやっている。それを5回繰り返して、今にいます。おそらく、来年の今もそういうふうに思っているでしょうが、それが当社の特徴ですね!

この企業の求人を見る