2018.7.10

社員のやりがいや挑戦を支える! 働く環境の安心・安全を守るSHIFTの裏側とは?

株式会社SHIFT
取締役 鈴木修氏
コーポレートディベロップメント本部 人事部 部長 棚田純大氏
コーポレートディベロップメント本部 人事部 コーポレート人事ユニット
人事企画グループ グループ長 中園拓也氏

2005年に設立され、これまでソフトウェアの品質保証・テスト事業を中核において右肩上がりの成長を遂げてきたSHIFT。2014年にマザーズに上場し、海外展開も進んでいる。国内のソフトウェアテスト市場は約5兆円とも言われている中で、企業がテストをアウトソースする割合はSHIFTの調べによるとわずか1%。可能性は大きい。ブルーオーション市場を開拓し着実に成長を遂げるSHIFTの現在と今後について、SHIFTで働く社員を支える人事部門を束ねるお三方に話を伺った。

「無駄をなくしたスマートな社会」の実現を目指して

―― SHIFT の特徴について教えてください

これまで当社は主にソフトウェアテストを主な事業として伸ばしてきましたが、現在は単なるソフトウェアテストのアウトソースだけではなく、ソフトウェアの品質保証の専門企業として多くのお客様にお引き立てをいただいています。

当社が現在毎年約150%という高い売上高成長率で伸び続けられているのには、いくつか理由があります。1つは、人材不足(開発者不足)が叫ばれているIT業界において、ただでさえ不足している開発者の工数の約1/3がテストを行う時間になってしまっていること。それに、開発者は“つくる”ことが好きな人材であり、自分でつくったものを自分でテストすると言われてもなかなかモチベーションがわきませんし、そのような状態でのテストでは抜け漏れを生んでしまう可能性もあります。もう1つは、ソフトウェアテスト・品質保証に必要な素養が開発(プログラミング)に必要な素養とは異なることです。優れた開発エンジニアが必ずしも優れたテストエンジニアではないということですね。

ECサイトのログインページを検証するだけでも、数千のテストケースが必要になります。「ユーザーがポイントを持っている・持っていない」、「クレジットカードを登録している・していない」、「特殊文字を入力した」、「パスワードが失効している」などなど。それらに、重みづけをし、“Quality” (品質)、“Cost” (費用)、“Delivery” (納期)を考慮して無駄・漏れのない検証を行うのが私たちSHIFTの価値です。ソフトウェアが仕様・期待値通りにプログラミングされているのを検証するには、どんなテストケースをやって、それにはどれくらいの工数がかかって、じゃあどんなチームで、テストを実行するのが良いのか。もっと言えば、品質向上のためにはプロジェクトや開発体制をどのようにするのが良いのか、どんなテスト手法で行うのが良いのかなどをロジカルに組み立てる必要があります。

そのためには品質保証のプロとしての観点を持つPMも必要ですし、より開発の上流工程から携わるコンサルタントも必要になってくる。こう並べてみると、やはり一般的にイメージする開発エンジニアに求められる仕事とは、かなり異なりますよね。だからこそ、ソフトウェアの品質保証・テストの専門企業が求められているのかなと。

―― 非常に合理的ですね

そうですね。しかし一方で、SHIFTは現在の企業フェーズに満足することなく、常に自己変革に挑戦し続ける企業でありたいと思っています。当社が目指す世界観は「無駄をなくしたスマートな社会」。この世界の実現に向けて、現在の品質保証業で顧客のビジネススピードを変革することで、IT業界の流通革命を起こしたいと思っています。

同時に、主力事業であるソフトウェアの品質保証・テスト事業をベースにさまざまな事業を拡大しています。たとえば最近だと、マネーフォワードの子会社であるMF KESSAIさんと一緒に「SHIFT KESSAI」という事業を始めました。これは債権買取による早期入金サービスで、中小のソフトウェア開発会社の資金繰り改善を目指したサービスです。これまでのソフトウェアの品質保証・テスト事業を通して蓄積したデータを活用し、通常の財務与信に加えて開発現場の与信を提供することで、受けられるべき支援が受けられなかった開発会社に対してあるべき資金循環を実現。ソフトウェア開発会社を経済的に支援することでIT業界全体の生産性向上を実現することを目的としています。

―― ソフトウェアテスト自体もかなり経験値が蓄積されてきているのではないでしょうか

そうですね。大手銀行の基幹システムからスマートフォンアプリ、ゲームまで、業界・領域問わず幅広くサービスを提供してきたこともあり、今年の3月末時点で11,833プロジェクト、989クライアント、 2,286製品の品質保証に関するデータが蓄積されています。

「品質を向上させる」と言っても、ただただ不具合を無くすことが「品質を向上させる」と言うことを指すのではありません。我々が求められるのは「品質向上」であることは間違いないのですが、お客様によって「求める・良い品質」の定義が異なることもあるんですね。たとえば「ミスなく動くために、多少時間がかかっても大小問わず不具合をできる限り排除する」ことを良い品質と言うのか「課金部分だけ問題なく動けばとりあえずお客様に届けられる」ことを良い品質と言うのか。業界や企業によっても発想の違いがあるのですが、これまでさまざまな業界・領域でナレッジを蓄積してきたので、近年はよりお客様にあわせた品質保証サービスの提供が可能になってきました。

安心・安全に働ける環境で「やりがい」や「挑戦」を

―― どういう人が活躍しているのでしょうか?

本当にさまざまな強みや個性を持った社員が活躍しています。事業拡大に伴い毎月数十人単位で採用していることもあって、当社に所属するメンバーの層もすごく多様になってきましたね。実際にテストを設計・実行する、テスト業務に高い適性のあるテストエンジニアたちももちろん活躍していますが、近年はよりお客様の開発工程の上流からプロジェクトに入らせていただくことも増えてきましたので、他社でPM(プロジェクトマネージャー)やコンサルタントとしてお仕事をされていた方の活躍も素晴らしいですね。開発の上流工程を品質保証の観点から見るとまた新たな改善点が見えることも多いため、お客様からのご要望も増えてきています。

―― 働く環境はいかがですか?

「やりがい」や「挑戦」も大事だとは思うのですが、まずはみんなが安心・安全に仕事ができるような環境にしたい、というのが当社の考え方です。当たり前のことかもしれませんが、生活できないくらい低い給料で「やりがい」や「挑戦」と言った前向きなことを考えることができる人と言うのはほとんどいませんよね。なので、生活の基盤づくりはとても大事にしています。

今までIT業界はタフな働き方と言うか、ハードワーカーが重宝されていた傾向にあったと思うのですが、「いいからやれ」とか「睡眠時間を削ってやれ」というのは違うと思ってるんです。メンタルの安定を支援したり、介護が生じても働ける環境づくりを整えたり。心理的な安心・安全性をいかに提供できるか、っていうベースになる部分は大事ですよね。こういった背景もあり、今後はFFSを活用して、個々人の活躍を見える化をすることでより個性を発揮できる環境を整えていければと思っています。

―― どんな人を求めていますか?

自ら進んで行動できる人ですね。別に、ガンガンいくようなタイプじゃなくてもいいんです。自分や周りの状況を柔軟に受け入れて、現状をより良くするためにはどうしたら良いのかを考え、行動できる人がいい。我々のビジネスが常に形を変えながら進んでいるので、必然的に社員は常に変化する環境に身を置くことになります。ただ、自ら進んで行動できることが大事であって、必ずしも自らが大きな変化を起こせる人である必要はありません。プロジェクトを安定的に進めてほしい、っていう業務が多いのも事実です。だから、それが得意な人は得意なことに専念していただければいい。変化の当事者にならなくてもいいんですよ。そのために、当社はさまざまなポジションを用意しています。

―― 共通して求める力はありますか?

もともと、当社には「可視化」し「標準化」することで「効率化」するというコアコンピタンスがあるので、こういった強みをお持ちの方はぜひ一度カジュアル面談なりにお越しいただきたいですね。あとは、求める力とは少し違いますが、やはり会社は変化したり進化したりしていくものなので、本人に変える力が有る無し関係なく「変わっていくことを楽しめる人」と一緒に働けるといいなと思います。

―― いいキャリアが積めそうですね

ありがとうございます!IT人材は不足の一途を辿っているとはいえ、開発エンジニアは世の中に多く存在します。一方で、品質保証・テストエンジニアの数はとても少ない。「品質保証にプロフェッショナル」というキャリアは、これからより価値のあるものになると思っています。もちろんエンジニア以外にも品質保証コンサルタントなど、職種は幅広く募集しています。選考の中で本人の特性とあう仕事を提示することも可能ですので、応募段階で少し職種に不安がある方でも、関心を持ったら、まずはご連絡いただければと思います。

インタビューメンバーの入社理由を聞く!

―― 皆さんはそれぞれ、どんな期待を持って入社したんですか?

中園:「自分が何か変革に貢献できそうな気がした、そして変革を推進すると思い、入社を決めました。成長途上の会社なので、決まり切ったものはほとんどないんです。『それをやれる、やりたい』が求められる状況がいくらでもあり、自分もチャレンジできるということが選んだ理由であり、間違っていなかったなと思っています。」

棚田:「当社のサービスはもっともっと世に広がるはずだと思ったんです。エンジニアの方々が困っている領域で、品質に向き合っている人が決して多くなかったところにサービスを展開しているっていう着目点。これが当たり前の世の中になったときのワクワク感を考えると、それを一緒に実現する側になりたいって思いました。『誰もやらないところをやる』、でも『地に足ついている感じがする』っていうのが、すごく自分にフィットしました。」

鈴木:「経営陣としてジョインするのに難易度の高さは感じたんです。自分たちの事業を通じて世の中を変革するという挑戦を掲げていますからね。でも、これを突き詰めたら面白い変貌を遂げていくと思いまして。自身が変化の中に身を置くのが好きだということもありますが、ともに世の中を変革していきたいなと思いました。」

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