2018.09.11開催

[Vol.2]個性に蓋をしない働き方とキャリアづくり

9月11日夜に実施した「個性に蓋をしない働き方とキャリアづくり」セミナー。株式会社シーエー・モバイルのカフェテリアをお借りし、キャリア・転職を考える人80名にお申し込みを頂いて実施しました。トークセッションでどんなことが話されたのか、2回に分けてご紹介します!今回はVol.2です。前回は西村さんから「パラレルキャリア」についてご説明いただきました。 Vol.1を読みたい方はコチラ

場所: 東京都渋谷区
西村 創一朗さん
株式会社HARES 代表取締役社長
膽畑 匡志さん
株式会社シーエー・モバイル 執行役員 人事・コーポレートコミュニケーション
宮本 隆輔さん
株式会社シーエー・モバイル 人事ディヴィジョンシニアマネージャー
堀尾 司
AllPersonal事務局:司会
セミナー内容
  • 第一部はゲストを交えたトークセッション
  • 第二部は事前に実施したFFSレポートを返却し、自己理解を深めるワークショップ

チャンスをつかんでいくには

堀尾:ビジネスチャンスをつかむ人っていうと、どういうイメージですか?

膽畑:ウチの場合は言い続けることでしょうね。やりたいって言う。

西村:大事ですよね。宣言したもの勝ちですもんね。

膽畑:事業が生まれるチャンスは結構あるんですけれども、この事業、誰にやってもらおうかって、人を選ぶ方が難しいんですよね。そういう時に、「ああ、そういえばなんかアイツ、なんかFacebookでやりてぇって言ってたな」とかが頭をよぎるんですよ。やっぱり熱意持ってやりたいって言ってるヤツに任せたほうがうまくいく。だから結構新卒とかでも任せちゃうんです。やっぱり宣言するのは怖いじゃないですか。だからこそリスク取って宣言する人の熱意が見えてくる。
後は、やっぱり単純に目の前の事しっかりやり切れてるっていう人間は、やっぱチャンスが巡りやすいです!

堀尾:やはり自分の軸がある上で、こんなことをやりたい、こんなこともやってみたいみたいという強い思いが大前提ですよね。

西村:おっしゃる通りですね。ただ一個勘違いして欲しくないと常々思っているのは、やりたいことをやってるヤツが偉いとか、やりたいことを持ってることが正義だというのは違うなと僕は思っています。やりたいことはなくてもよくて、ただ重要なのは、やりたいことに出会ったときに、やれる自分を作ること。つまり”Can”を高める、市場価値を高めるということで、結果的にやりたいことに出会える確率も上がると思うんです。なので、膽畑さんがおっしゃった通り、目の前のことに結果を出すことでしか経験値は得られないし、経験値を得てレベルアップをすることでしか、やりたいことに出会えないので、目の前の事に全力で結果を出して、できることを増やすのは大事だって思っています。

堀尾:20代、30代の転職理由のランキング最上位は「他にやりたい仕事がある」ですけれど、宮本さんはどう思われますか?

宮本:ウチだったら、「他にやりたい仕事が…」っていうのは、社内、もしくはグループ内で声をあげていけばできるはずなんです。正直、転職理由というのは人間関係とか組織的な問題が実は大きいとは思っていて。なので面談とかGEPPOという仕組みを使って、コンディション変化におけるネガティブな要素ははやめにつぶせるようにしています。

堀尾:宮本さんも事業側から人事に来たわけですよね。元々人事の事やりたいなんてまったく思っていないわけですよね?

宮本:そうですね。僕は、仕事をする軸のひとつに、「誰と働くか」っていうのがありまして。たぶん各事業責任者、気になるヤツに目をつけているっていうのがあるんですけれど、それでなのか、今の社長に昔からランチなど誘ってもらっていたんです。で、ある時「ちょっとシーエー・モバイルで採用強化することになったんだけど来ない?」って言われて。一緒に働きたいなと思ったのですごくいい機会だなって思ったんです。

西村:カットインしていいですか?今すごい、大切な話をされてたなと思っていて、仕事を一緒にやっていたわけではない、にも関わらず、声かけられたポイントってなんだったんですか?

宮本:目立つことです(笑)

堀尾:ハハハ。どんなふうに目立つんですか?

宮本:僕がサイバーエージェントに入った時は数百人の組織になっていまして。なので、いかに目立つかっていうことをすごく意識して、いきなりメールを役員とかに送って、「ランチしてください。話聞かせてください」みたいな感じで結構話をしにいってたんです。そこから多分気にかけていただいていたと思います。

西村:なるほど。僕、キャリアも広告みたいにインプレッション数を増やすことが大事だと思っているんです。「あぁじゃあ宮本さんね」みたいに、第一に想起されると声がかかりますよね。

膽畑:今の話にもつながるんですけど。僕が研修とかで若手に出すメッセージはほぼ1つで「欲しがられろ」なんです。欲しがられさえすればやりたいことやれるんで。それがもしかしたらインプレッション数を増やすってことかもしれないし、目の前の事しっかりやるってことかもしれないですけど。やっぱりなんか……うん。いろんなことに目移りしてるヤツよりも、最初は何か目の前の事に誰よりも必死になってるヤツのほうが、結果的には目立ちやすい気はしますね。

堀尾:もしもですね、そういうふうに頑張ってみたけれど成果が出てなければ、やっぱり評価はされませんよね。その時には自分で場所を変える必要もあるんですかね?

膽畑:さっきの話にもありますけど。例えばサイバーエージェントグループで言うと、広告代理事業があってメディアがあって、いつの間にかゲーム会社になって気が付いたらテレビ局になってた、っていうのがあるじゃないですか(笑)。
そういう観点で言うと、部署異動するだけでも、自分の生かし方が結構あると思うんです。実は本社にいた6年前くらいに適材適所だけを専門にやるってチームを作ったんです。やる気があるのに成果がでないのは、組織のせいかもしれないので、それぞれの個性や強み、希望を踏まえた、最適な配置を目指そうっていう取り組みです。ウチにはいろんなグループ会社があるし、会社にないけれどやりたいことがあるなら提案してよっていうのもあるし。ただインターネット軸足じゃないものは“ごめんなさい”なんですけどね。

試しながら、「個性に蓋をしない可能性」を見つけていく

堀尾:最後に参加者へメッセージをお願いします!

宮本:まず今日、僕もすごく勉強になりました。副業・複業の世界について理解が深まりましたし、自分の持っている能力をどこでどう活かすかという発想はアリだなと思いました。今、ホントに採用で苦戦する状況なんです。企業側も求職者側も、求める先とマッチできることの方が少ないかもしれない。で、何となく給料とか企業名とかで就職を決めてしまう人もいると思うのですが、複業も含めた能力の活かし先という発想になると意識が変わってくるだろうな、こういうのはいいなっていうのは感じました。

堀尾:はい、ありがとうございます。(拍手)では次はあえて西村さんに。(笑)

西村:予定不調和で・・・ありがとうございます(笑)
複業をゼロから始める時、まず何から始めるかっていうと「スリーエム」、つまりMyself、それからMarket、それからMoney(お金を稼ぐ仕組み、ビジネスモデル)。この三つのMを、ちゃんと知るところからなんです。特に大事なのはMyself-自分自身を知ることですね。僕は19歳でツールを使って自身の強み認識をしたのですが、年に1回必ず確認するようにしています。自分に適した環境下にあるか、しっかり見極めるのは資産になると思うので、是非その観点で明日から何しようと考えていただけたらうれしいです。

堀尾:ありがとうございます。(拍手)膽畑さん、お願いします。

膽畑:今日はありがとうございました。あんまり無責任なことは言えないんですけれど・・・ある友人の話をちょっとしますね。
転職相談をしてきた友人が、3つの選択肢で迷っているって言うんです。
九州が実家なんだけど、地元に戻ろうかと思っている。今の会社は博多に支社があるので異動願い出せばいけるかもしれない。でも自分都合だしそれもどうだろうか。自分が東京でやりきれたかどうかという迷いもあるし・・・
僕はですね、それは全く選択肢になっていないって話をしたんです。要するに準備していない段階で悩んでもしょうがない。博多の支社長に「ほしがってもらえる」のか聞いてみたらいいだろうし、他の九州の会社だって一度転職活動して受けてみたらいい。東京でもっとがんばりたいなら、今の上司とか役員に聞いてみることだってできる。そういうのをやってみて初めて選択肢と呼べると思うんですね。
僕がひとつ言えるとしたら「小さく試す」って言葉なんですけど。急に一気に変えるんじゃなくて、まず試す。良かったら来年それに変えてみてもいいじゃんっていう感じですね。「小さく試す」っていうのを日常の中にたくさん取り入れていくと、なんか個性に蓋をしない可能性が見つかっていく。その中で行けるなって思うところでアクセル踏むことができるっていう感じが今日の話からしました。

堀尾:ありがとうございました!(拍手)